映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

阪本順治監督「大鹿村騒動記」1462本目

阪本監督の作品って、自分としては「ど真ん中!」と思うものと、「ピンとこない」ものが割と極端です。これは、ど真ん中のほう。(「魂萌え」、「どついたるねん」「顔」とか)

まず思ったのは、駆け落ちした二人が18年ぶりに戻ってきて、静かな山あいの村に大騒動・・・なんて、舞台っぽいなぁ、ということ。次に、たった5年前の作品なのに、原田芳雄三國連太郎もまるで元気で、なんだか懐かしい。(主題歌の忌野清志郎は2009年没ですが)冨浦智嗣は、この頃すごく新鮮に感じてた。その後きっと男っぽくなったかなぁ。

大楠道代ナチュラルなボケと、事情を知ってか知らずか、周囲の人の反応が実におかしい。生真面目だけどちょっと抜けてるキャラの松たか子が、絶妙なコンビネーションですね。

大鹿村騒動記【DVD】

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