映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

デイビッド・イェーツ 監督「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」1471本目

アメリカ映画なんだ。舞台はニューヨークだけど、エディ・レッドメインの発音といい、作り込まれた魔法世界といい、英国色を前面に打ち出している感じ。

動物たちがすごいとかCGが見事とか、グリグリ飛び出しているとかはさておき、主役のニュートと相棒コワルスキー(ダン・フォグラー)がすごく良いです。エディ・レッドメインは、もともと魔法青年俳優だっけな、とか思いそうになるくらい、今回も「はまっている」を超える表現力。どこからどう見ても、ハリポタの仲間です。
人間が魔法使いに混じって大冒険をする、という説得力が今ひとつ薄いままだけど、楽しいからまいっか。
ハリポタに比べて、この映画は”死ぬかも!”というほどのスリリングな場面はあんまりなかったなぁ。ハリポタは、まだ幼い少年少女たちが、友達のために生死を賭けるという部分に感動があったのか、と改めて思います。