映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マーク・ウェブ 監督「(500)日のサマー」1481本目

この映画見たかったんだ。
なかなかちょっと切ない、「愛ってなんだっけ」と考えさせられる映画でした。
男の方は、キアヌ・リーブスの頼りないところを抽出した感じ(こういうのが不思議とモテるんだ)で、女性は文句なしにチャーミングで人目をひくタイプ。この二人がとっても魅力的で、どっちにも共感できてしまう。
男の友達もいい奴ばかりで、味があります。

男を演じたのはジョセフ・ゴードン・レヴィット、最新作ではエドワード・スノーデンを演じるんですね。
ちょっと頭が良さそうで、ちょっとネガティブっぽい感じがマッチしそう。7年前のこの映画から、いい感じに成長してる気がしますね。
女を演じたズーイー・デシャネル、本当にいいですね。ジャクリーン・ビセット的な文句なしの美人。
顔立ちとかだけじゃなくて、青い目や表情がキラキラと輝きます。
おませな少女を演じたクロエ・グレース・モレッツもいい。こんなガールフレンド、欲しいよね!

20代、30代ならこの映画を見てちょっと希望を持つかな。でももう結婚してしまっていて、これで良かったのかなと迷っていたら、見ないほうがいいのかも・・。

そんなわけで、ラブコメではあるんだけど、不思議と普遍的な何かを感じさせるところのある、印象的な映画でした。