映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アルバート・メイズルス監督「アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー」1496本目

ニューヨークの超ファッショナブルな老婦人のドキュメンタリー。
ずっとインテリア・デザイナーをしていた人らしいのですが、若いころからずっとファッション・アイコンとしても有名で、名だたるブランドのデザイナー達にインスピレーションを与え続けてきた、偉大なるおばあちゃまです。

原色の大胆な組み合わせ。肩こりしそうな巨大なネックレスを3連、5連とつける。
蚤の市や旅行先で買った民芸品も、高級デザイナーの服も、おんなじように選んで合わせる・・・。
予告編を見て絶対これ見よう!と思って楽しみにしてました。私この人のファッション大好きなんですよ〜。コンゴの「サプール」も大好き。元気でパワフルで、明るいエネルギーを周りの人たちに与えてくれてる感じがします。

ファッションって自己表現なんでしょうね。私は自分が着る服で冒険したことはないんだけど、うんと派手な服装の人って昔から好きで、ついつい寄っていって仲良くなってしまう。ファッションだけじゃなくて、なにか一つ”常識”の枠を超えてはじけてる人に憧れます。

ご主人が彼女の個性をこよなく愛していて、ずっと二人一緒にいるところがまた素敵。
日本でいえばペー&パー子か、ぺこ&りゅうちぇるか・・・。(イメージ違ってたらすみません)
この映画はDVD買っちゃおうかしら。サプールの写真集も欲しいなぁ。