映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジェイソン・ザダ 監督「JUKAI 樹海」1512本目

これは新しい、2015年のアメリカ映画。
ガス・ヴァン・サントの「追憶の森」を見て樹海って綺麗だなぁと思ったので、関連作品(←違う)も見てみました。こっちの方が、日本における青木ヶ原の意味をちゃんと説明してあるので、セカイイサンのマウントフジを訪れる外国の方にもおすすめです。

他の人たちの感想を見ると、点数も低いし、「日本を誤解している」と手厳しいけど、これはジュカイのユーレイというものをモチーフに、アメリカ人が自分たちの求めるホラーを追求しようとした映画なんだな、という印象でした。日本人がゾッとする映画じゃなくても彼らはがっかりしないだろう。

双子の女性たちの結末が「ん?ん?」って感じだったけど、小澤征悦って英語うまいなぁと思った(アメリカ出身だそうで)。

JUKAI-樹海- [DVD]

JUKAI-樹海- [DVD]