映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ロナルド・ニーム 監督「オデッサ・ファイル」1517本目

1974年のアメリカ映画。
といってもドイツロケが多く編集はイギリスでやったとのこと、イギリス映画っぽい印象。

見応えありましたよ。原作を読んでないけど、かなり事実ベースなんですよね。この頃はまだ、戦犯たちが現役で活動してたんだ。今やジョン・ヴォイトもご高齢(だって40年以上前だもん)。
ジャーナリスト魂ってこういうのをいうんだよなぁ。個人的な出来事があろうとなかろうと、政治家も自分たちの”政治家生命”をかけて仕事をしてるんだから、それに立ち向かうのにサラリーマン根性では太刀打ちできないよ。
今このグループは存在するんだろうか。きっと、時代によって表舞台に出たり沈んで行ったりしつつ、どこかに潜伏してるんだろうね。人間って本当に怖いよ・・・。