映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

廣木隆一 監督「L’amant ラマン」1520本目

「17歳」の流れで見てみた。
2004年といえばもう13年も前です。
いきなり冒頭で刺青を掘っている中村達也の髪がまだ長い。でも彼も男3人も、あんまり変わらないなぁ。
ハナコの演技が硬すぎてどうしようって感じだし、ちょっとスタイリッシュに仕上げようとしすぎて、肝心の(なのか?)エロチックさがちっとも伝わってこないなぁ。

安藤希が、ふつーじゃない冷めた少女を演じようとしすぎていて、ふつーの女の子の中に隠れている衝動という熱いものが見えてこない。楽しそうとか気持ち良さそうな顔とかしても良かったんじゃないかな。これでは、少女虐待みたいだ・・・。

それにしても、田口トモロヲ村上淳大杉漣という三大いい中年男+なかなかカワイイ安藤希、のファンタジーとして、美しかったです。

ラマン

ラマン