1971年のフランス映画。
タイトルが人を小馬鹿にしてるあたりから、怪しいヨーロッパ映画だということがわかりますが、冒頭〜最後までちょくちょく流れるおめでたげなバンジョーで脱力。笑っていい映画らしい。
悪女カミーユを演じるベルナデット・ラフォン、文句なしの美人でいい女だけど、とんでもない自己中な悪い女。でもどこか脱力系で、お気楽なところが憎めません。3年前に74歳で亡くなったそうですが、写真を見る限り、晩年までおおらかな美しさは変わりませんね!
このタイトルは、悪女が出所後歌手デビューして歌う、自伝的な歌の中に出てくる歌詞です。派手派手なメイクと衣装、ダミーの手錠を両手にかけて歌う自分の人生(しかも調子っぱずれ)。フランス人もこういう下世話なワイドショー的なスターが好きなのね。スターってやつは、何を言われても可笑しいと思える器があればいいのかも。
いやー、楽しい映画でした。
点数は75点、「7ファクターズ」だと楽黒かな。
(注)7ファクタータグは以下の7つの指標で映画の特徴を客観的に表現しようとしたもの。 「美」美しさ、「黒」 腹黒さや悪徳、「苦」人生の辛さや哀しさ、 「楽」愉快・楽しい、「情」情感、温かさ、「新」表現、技術、アイデアの斬新さ、「謎」引き込む謎がある
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