映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

堀江慶 監督「ベロニカは死ぬことにした」1547本目

2005年の作品。
真木よう子風吹ジュンも多岐川裕美も、若い。真木よう子がまだ普通の初々しいOLの子みたいで可愛いです。

全体的に、舞台みたいにお芝居が大きいんだけど、まだ若くて美しい女性が死に向かって行くという、大人のおとぎ話という感じなんだろうな。音楽も大仰でクラシカル。映像はどこかファンタジックできれい。

しかし、ベロニカは出てこないのにタイトルが「トワは死ぬことにした」じゃないんだ。そういう矛盾?が気になる人は気になるだろう。

イ・ワンって男の子も、いいですね。全体的にキャストがみんなチャーミングです。みんな大げさだけど。
こういう映画は、これでいいんじゃないですかね。イメージビデオのように見られれば。

ベロニカは死ぬことにした [DVD]

ベロニカは死ぬことにした [DVD]