映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

矢崎仁司 監督「不倫純愛」1550本目

このタイトルちょっとムカムカする・・・
頭をからっぽにして肉体的な感覚に溺れるのが不倫だとすると、誰も傷つけなければ、好きなようにすればいいけど、これが純愛なら、純愛ってなんだっけ?

熱気に見てるものまで飲まれてしまうような「濡れ場」だけは、臨場感があってよかった。
逆に、それ以外の演技はちょっと堅くて、なくていいくらいだ。
全体の雰囲気は、退廃的になりすぎず、不倫・・・浮気・・・というか、”あまりよく知らない人とのセックスの甘い快楽”の、甘さで終わってるところが、適度に軽くて心地よいんだろうな。そういうのが好きな人には。

なんとなく面白かったんだけど、「愛する人のために不倫すること」はやりすぎで変だし、「不倫相手を愛すること」はお門違いだし、どっちにしても不倫純愛っていう言葉がきらい。(じゃあ見なきゃいいじゃん、私、、、)

不倫純愛

不倫純愛