映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

園子温監督「ANTIPORNO」1620本目

日活ロマンポルノ復活プロジェクト、結局、劇場に行く勇気なかった・・・。
園子温作品は全部見てるのでこれも見ます。
予想通り、全然エッチではなくて暴力的なハダカ映画でした。
たしかに、園子温の映画にセックスはよくあるけどエロスは皆無だ。やらしいことが嫌いなのかもしれない。若くてナイスバディで美しい女性は、必ず爆発したり汚されたり放っとかれたりする。美もエロスも全くちやほやされない。アンチ・ポルノだ。根本的に日活ロマンポルノという概念から逸脱している。いろんな自由があってもエロスが中心にあったはずなのに・・・。

ということで、今回も破壊してくれてありがとう。

宣伝ビジュアルとかDVDジャケットに使われてる絵がすごい。篠原愛というアーティストなんですね。

アンチポルノ

アンチポルノ