1991年、もう26年前。ウィノナ・ライダーがまだ少女っぽくて可愛い。メカニックに憧れて女優なんて興味ないっていう、こういう子っていそう。
全然運転できない移民の代わりに客が運転してる、っていう図も笑える。
コートジボアール出身の運転手と肝が座った盲目の乗客のやりとりも可笑しい。
ローマでは、どうやったらこんなに話し続けられるのかわからないロベルト・ベニーニ運転手と虚弱な神父。神父かわいそうすぎる!
最後は寒いフィンランドの無表情な男たちの、胸をしめつけるような愛の物語。長い冬の夜が明け始めるころに(一体何時間タクシーに乗ってたんだ)仕事をクビになった酔っ払いの家の前に、タクシーが着く。
ジム・ジャームッシュ、急に共感できて好きになってしまった。オシャレ映画作ってスカしてる奴じゃなかった。ずっと誤解しててごめんよ、ジム。「パターソン」がきっかけになりました。
このオムニバス映画も、なんかみんな生きてるんだよ、って感じ。この人の映画に出てくる人たちが住んでる街に住みたいです。
またトム・ウェイツの歌が入ったりするんだけど、彼もボギーとかと似た、シャイな少年のまま大きくなった可愛い男性なんだろうなぁ。
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