胸の奥にしみる。中南米的なやわらかい情緒が。
初めてこの映画を見たのは多分2000年代だろうな。バブルの時期にサンバ・カーニバルだのカリビアン・カーニバルだのといったイベントを野音とかでばんばんやってた頃にこの地域の音楽に出会って、なんでこう琴線に直接くるのかと驚いたのが最初。その流れできっと見たんだと思う。その時も、ボーカルの可愛いおっちゃんが憂歌団の木村充揮によく似てるなぁと思った。
なんというか、圧倒される。切なさがほとばしって俯いてしまう。言葉で感想を書くことの意味がよくわからなくなる。50年ぶりに集まったミュージシャンの50年の長さが切ないけど、今この映画を見ると、もうこの世に姿がない人が多い。良いもの、素晴らしいものは全ていつかなくなる。(良いものだけじゃないけど)はぁ。
「ラスト・ワルツ」を見ていたときの感情に少し近いな。
近々キューバに旅行するので、それまで繰り返し見ておこう。着いたらいろんなことを、見逃さないように、聞き逃さないように、五感をいっぱいにしよう。
- アーティスト: オマーラ・ポルトゥオンド,コンパイ・セグンド,イブライム・フェレール
- 出版社/メーカー: ライス・レコード
- 発売日: 2008/06/01
- メディア: CD
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