映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アンドレイ・タルコフスキー監督「サクリファイス」1670本目

これがタルコフスキー監督最後の作品。少ない!でもどれも長い!
セリフ多い!耳でひとことも聞き取れない言語でこれは、なかなかの集中力を要求します。
このセリフの多さ、理屈っぽさ。理屈っぽいのに”意識高い”かんじがなくて、土着の哲学を語ってるような印象なのがロシア的。

ものすごく、付いて行くのに苦労する映画。
そしてなぜスウェーデン映画なの。タルコフスキー映画とベルイマン映画をやっと混同しなくなってきたのに・・・。

あちこちのサイトの解説を読んでやっとあらすじが理解できる、という有様。
画面の美しさはいつもながら。美しくカーテンで囲まれた窓から外を映す場面、とか。

だいぶ大人になったつもりだったけど、まだまだだわ、私・・・・。