映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ニコラ・ブナム 監督「世界の果てまでヒャッハー!」1675本目

こっちが続編。原題はシンプルに「Babysitting 2」。今回は子供じゃなくておばあちゃんシッター?
で、こっちの方がスケール感があって、ますますバカバカしく楽しかったです。
”ジャングルの未開民族”の、今どきハリウッドでは見ないような政治的不適切感も、たいへん興味深い。おばあちゃんがアラブ系の青年をいちいちテロリスト扱いするのも。
思うに、これはフランスの文化が”先進的”と言うより、アメリカほど大きなコンフリクトを経験しないまま今に至ってるからじゃないかなーと、この映画を見て思いました。

でもこの映画の中では少なくとも、色々笑っちゃえばOK、という鷹揚さを感じたので良いと思います。
またさらに続編って出るのかなー。