映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ハル・アシュビー監督「チャンス」1912本目

ピーター・セラーズの遺作なんですね。制作から40年もたった今やっと見ました。 

この40年は、正直、長かったのかも。この映画のユーモアが、あまりストレートに入ってこなくてちょっと残念でした。

チャンス氏は私の目には、最初から上品な紳士すぎて、どこをどう見ても庭師じゃなさすぎる。見た目に反して、受け答えはあまりに会話になってなくて、いろいろ無理があ流・・・。それでもめちゃくちゃ無理な設定で通してしまうのが英国流ユーモア、だっけか。やりすぎるくらいやりきる可笑しさ。

これが遺作だと知って見るからか、ちょっと切ない気持ちで見てしまうのかな。

エンドロール後のNG集はすごく笑った!

チャンス (字幕版)

チャンス (字幕版)