映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ジェームズ・フォーリー 監督「フィフティ・シェイズ・ダーカー」1950本目

続編。もともと続き物のドラマのような作品なので、「二番煎じ」というより「第二話」です。ダコタ・ジョンソンって、若い頃のシャーロット・ゲンズブール みたいに頼りなげで、喋り方も幼い感じで適役なんだろうな。「グレイズ・アナトミー」のエレン・ポンピオの「tiny ineffectual fist(小さくて非力な拳)」みたいな感じで、アメリカの男性は自分の体を鍛えて、か弱いけど気が強い女性を守ると言うのが理想なのかな。

・・・え、ドン・ジョンソンメラニー・グリフィスの娘なの?で祖母がティッピ・ヒドレン。すごいなぁ。演じることが自然な雰囲気は、そういう環境から来るのかな。

内容は美容室で読む女性週刊誌に連載してるマンガみたいで、アメリカのよくできたドラマシリーズほどヒネリはないけど、ちょっとロマンチックな雰囲気を味わえます。

単純なロマンス映画ってのも、たまに見るぶんには安らげますよね。毎日戦争映画ばっかりではね・・・。