ジム・ローチは、社会派映画で有名なケン・ローチ監督の息子だそうです。
この映画もお父さんの映画と同様、隠されてきた過去のイギリスの真実を描いていて、胸をえぐられます。エミリー・ワトソンやヒューゴ・ウィービングといった実力のある俳優たちが、感傷に寄らない演技で、日常を描いてくれています。
最初は失礼な態度だった男性が、だんだんマーガレットを信頼していって、彼女からも頼られる存在になっていく。こういうのがいいんだよね。
教会って本当に密室だな。時々は奥の扉も全部開けて、風を通してほしい。
この映画、見てよかった、としみじみ思います。