映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マルコム・D・リー監督「Girls Trip」1706本目

これもアエロメヒコの機内。
言語はスペイン語で、英語字幕で見たはず。でもアメリカ映画なのね??
内容はかなりお下品だけど、大笑いできました。カッコつけない女性の生々しいパワー溢れる映画。ここまでさらけ出しあえる友達なんて、私にはいないわ〜。

全米で大ヒットしたらしいけどオゲレツすぎる場面があるので、日本では公開しないかも・・・ソフトになるかどうかも微妙・・・。KINENOTEには情報がないので、ちょっと詳しく書いておきます。
高校からずっと一緒の仲良し女性4人組も、すでに40代。セレブのライアン(レジーナ・ホール)、彼女と過去にいざこざがあってちょっと雰囲気悪くなってる姉御肌のサーシャ(クイーン・ラティファ)、地味な介護士のリサ(ジェイダ・ピンケット・スミス)、情熱的で喜怒哀楽が激しいディーナ(ティファニー・ハディッシュ)は盛り上がろうよ!と一緒にフェスに参加するための旅に出ます。ライアンがセレブすぎて人に囲まれたり、リサが地味すぎるのでみんなでドレスアップさせたり、大騒ぎ。ライアンとラブラブなはずの夫の愛人が現れて喧嘩が始まったり、リサが危険なアトラクションで立ち往生して(※オゲレツすぎるので一部自粛)…彼女を救うために情熱的なディーナが同じ失敗をやらかして見せたり…。ライアンとサーシャの決裂が決定的になりそうな瞬間もあったけど、女たちは最後はやっぱり友情を選ぶのでした・・。

そんな感じ。今の時代は、元気なブラック(アフリカ系だけじゃない気もするので、アフリカン・アメリカンと呼ばず、ブラックと書いておきます)アメリカンが白人より輝く映画の方が、politicallyな面では大笑いしやすいのかな。男性より女性が生き生きしてる映画の方が作りやすいのかな。

世界中どの国でも、40代女性はパワフルだよな・・・。