映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ライアン・ジョンソン 監督「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」1709本目

公開からだいぶたったけど、劇場で見ました。まだかなり入ってますね。
それほどいい評判を聞かないけど、私としては満足。スターウォーズにはスターウォーズらしさがある。若々しい一途さ、今時の映画では珍しくなった勧善懲悪のまっすぐな正義感。メカメカした宇宙船。そういう懐かしいものが詰まっていて、幸せな気持ちで見られます。

今回の三部作は、デイジー・リドリーちゃんのいつも歯を食いしばってるような健気な表情がいいんですよね。がんばれ!と思ってしまう。まだなんのイメージもついていない彼女を抜擢したおかげで、この三部作がみずみずしくなったと思います。
アダム・ドライバーの、清潔さの奥の濁りのない黒、を思わせる重厚さもこの役にぴったりです。彼は本当に幅があるいい役者さんですね。

ストーリーは、三部作の二作目だしルークとレンの対決の直前で終わるのか?と思ったら、2時間半の大作だったおかげでもうしばらく山場が続きました。

ルークにたっぷり会えてよかった。レイア将軍とはお別れになってしまったけど、次回作はどうまとめられたんだろう?