映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マシュー・ヴォーン 監督「キングスマン:ゴールデン・サークル」1781本目

英国で、英国人によって、英国的に作られた娯楽大作。
スリリングなスパイ映画は007だけじゃないぞ!ダニー・ボイル以外にも才能のある監督がいるんだぞ!と英国の威信をかけて作られたかのようなシリーズですねー。

”悪いAIBO”に襲われたり。友達があっという間にハンバーガーになったり。(この飛躍、マザーグースの昔からイギリス的)
アメリカのエージェントの名前がテキーラだのジンジャーエールで、カウボーイの格好でケンタッキーのバーボン工場だと?まるでロンドンのテーラーが本拠地というキングスマン並みにマンガ的(マンガが原作だからいいか)。

面白かったけど、何が気になったかというと、マンガ的に何でも極端に、大きく、なっていること。
イギリスのものが私はなんでも好きな方だけど、娯楽映画はやっぱりハリウッドのものを見すぎてるからか、スーッと入って来ない部分もありました。いや逆にマーベルものとかをそれほど見てないからかな。

ということで、今回も、飛行機の中とかでぜひ見たい感じの映画なのでした。