意外と新しい。アメリカ映画?コッポラが製作?
なんでこれがテリー・ギリアムやティム・バートンの作品じゃないのか、不思議で仕方がないです。
出演者のイギリス訛りもすごいし・・・。
かなり忠実に原作をなぞっているんだけど、「パンズ・ラビリンス」を思い出すのは、デル・トロ監督がこの、多分原作のイメージを深層心理のどこかに持っているからかしら。美しく暗い、ダーク・ファンタジーの世界。
主人公の女の子が奈良美智の絵みたいに、”邪悪な”(小悪魔くらいの意味で)目つきをした、つよい女の子なのが印象的ですね。もっと一見おしとやかでも良さそうなものだけど、インドで放任されてた子としてリアリティを感じます。
暗いお屋敷や、再生前の荒れた花園のイメージが割と強烈で、綺麗になってからの庭を見てもどうも暗い気持ちが残ってしまうのが不思議。
よく作られたいい映画だけど、コッポラはなぜこの映画を製作したんだろう。ソフィアはこの頃もういい大人だから、彼女のために作ったんじゃないだろうし。そんな風に思いを巡らしてしまうのは、やっぱりこの映画が正しい童話だからだろうな・・・。
- 発売日: 2013/11/26
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