映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

スティーヴン・スピルバーグ 監督「マイノリティ・レポート」1865本目

何となく懐かしい感じがする近未来SF映画
VRとかARとかバリバリにCGで回してるんだけど、ちょっと前に現在を予知した映像みたいだからかな。

レクサスとかギネス、ベン&ジェリーズなど、映画内広告がすごいね!
それから、民家に乱入してしまった場面やヨガスタジオに落っこちてきた時のギャグが、子供向けの映画をたくさん撮ってきたスピルバーグらしいというか。

トム・クルーズは今も若いけど、この頃はもっとナチュラルに若いね(今の若さはハイパーすぎてなんかスーパー・トムって感じ)コリン・ファレルは濃くていいです。画面が引き締まる。
マックス・フォン・シドーな・・・威厳ありすぎるよね・・・。世界映画界の長老だよな・・・。

スピルバーグの他のもっとシリアスな作品群のあとでは、娯楽作品という印象が強いけど、この時代の「未来」のイメージを十分楽しませてくれる作品でした。