映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ブラッドリー・クーパー監督「アリー/スター誕生」2155本目

レディ・ガガの演技が良くてびっくり。下積み時代のステージや職場の彼女も「こういう子っていそう」だし、戸惑いながらもあっという間に階段を駆け上っていく姿にも説得力があります。彼女のパワーやエネルギーをフィルムに残したという点だけでも価値のある作品だと思います。

ブラッドリー・クーパーも「優しくて才能があるけど、どこか弱い男」という難しい役柄をこれほど演じられる幅があるとは思ってなかったので、いい驚きでした。監督としても、バランスのいい客観的な仕事をしているなぁと感じます。

いい映画でした。