映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

メル・ブルックス監督「サイレント・ムービー」2185本目

メル・ブルックスの笑いは明るくてやさしい。彼のカラッとした表情が好きだなぁ。でもなんでサイレント・ムービー?ノスタルジアなのかな。今誰かがサイレント映画を作ろうとしたら、美しい映像で音楽だけ流すとか、セリフがもともとない映画とか、なんでもできる今だから選択肢は色々あると思う。この時代に、サイレントっていう設定だけを使って映画を作るのも、なかなかの実験だったんだろうな。

そうそうたるスター俳優がゲスト出演しています。バート・レイノルズジェームズ・カーンライザ・ミネリアン・バンクロフトマルセル・マルソー、そしてポール・ニューマン。みんな実に楽しそうに生き生きとしてます。映画の幸せな時代だったんだろうな。

今見ると、ドタバタだしシンプルすぎるかもしれないけど、私はこの屈託のないドタバタ感、好きだな〜。