これも見ておくべき映画の一つですよね。やっと見ました。
ライザ・ミネリが天真爛漫でカワイイ。相手役のマイケル・ヨークも、いかにもモテそう!な好感度。ライザ・ミネリって日本で見る誰かにそっくり・・・アイヴァンかな?
こんなに自由で楽しい彼らだけど、道のかたわらの遺体、ユダヤ人とドイツ人の別れ、など、不穏な影が差してきます。
「奴と寝たのか」「寝たわよ」「・・・僕もだ」
・・・いいなぁ。この場面。愛し合う二人とかじゃなくて、彼を巡って争う二人だったのか。もう3人で暮らせば?
・・・とは行かず、男にも女にも好かれるイケメンはアルゼンチンへ去り、二人は取り残されます。
「私たちバカね」
戦前のベルリンってこんな百花繚乱な街だったのか。ほぼ新宿二丁目。そして、フレディ・マーキュリーがあれほど憧れたライザ・ミネリはこんなにあどけない、少女みたいな人だったのか。越路吹雪みたいな迫力ある大人の女性かと思ってた。なんでも、知った気になってるのはこういう意外なことが起こる。
この映画はとにかく、出演者たちの個性と魅力が出色でした。