カサヴェテス監督、斬新。若いころはこんなの撮ってたんだ。
なんかジム・ジャームッシュ作品みたいじゃない?この作品を撮ったのがギリシャ系の白いアメリカ人ってのが、とんがり具合を感じさせます。オチもないし。 その後の監督の、すごく身近にある目立たない痛みに注目するところは、この映画にも共通してる点ですね。その後は妻を主演に、女性の痛みを描いた映画とかありますが、ここでも決して監督自身のではなく、肌の色が真っ黒でも真っ白でもない混血の兄弟のなんとも繊細な問題を、普通のように描いています。
それにしてもレリアって綺麗でステキですね。むかしのナイジェリア人の同僚に似てる。とろんとした大きな目、ちょっと鼻っ柱の強そうな表情。彼女もとてもきれいな人だったなぁ。