川島なお美、いちばん美しかった頃の姿をこうやって美しい映像に残していけてよかった。彼女が亡くなったのと同じような年齢にさしかかってきて、友人のなかには健康診断でひっかかったという人もいます。この映画が公開された当時とは違う気持ちで、この映画を見られるようになってしまいました。
で、この作品ですが、純文学なのは確かだけど純文学って変態的エロスがわりと多いと思うし、まぎれもなくこの作品も変態的エロス映画です。
これほど美しい体をもって生まれた女性は、分け隔てなく求める男性にそれを与えるべきなんだろうか。それでもいいんじゃないか、などとこの映画を見てると思ってしまいますね。快感におぼれたり、継母と娘の意地の張り合いになったりというのは、ほかに何も面白いことがない生活からくるものなのかな。何もないところに楽しみを見出すのは才能なのか、それとも愚かしさなのか・・・。