映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

イ・ジェハン監督「私の頭の中の消しゴム」2298本目

公開したころにちょっと見てみたいなーと思ったけど、そのままになってて、Amazon プライムで見つけたので見てみる・・・そういう作品ってあるよね?

ロマンチックなコリアン・コメディでも見るくらいのつもりで見始めたら、映像はむしろシリアスでミステリアスなドラマなのでちょっと驚きました。女性のほうは「男好きする社長令嬢」だけど男性のほうは「無頼で実力のある作業員」という男くさい設定。音楽も凝っててボサノバとか流したりする。まったく期待したロマンチックのない映画でした。あ、これ日本のドラマのリメイクなんだ。なるほど、男のほうの貧しい生い立ちvs社長令嬢、って、言われてみたられの句ドラマだな。

ソジンを演じてるソン・イェジンって角度によっては二階堂ふみに似てるな。

チョルスを演じてるチョン・ウソンは最初はむさくるしいけど、よく見ると美形ですね。(そういうギャップがいいんだろうな)

「チョンベケスミダ」初めまして、は韓国語を勉強しようと一瞬思ったときに覚えたわずかな単語のひとつ。病が進行した彼女が夫を思い出せず、「どちら様?」と尋ねた時に夫が言うのを聞いて、せつなーくなりました。

しかしファミリーマートが良く出てくる映画だな・・・。

私の頭の中の消しゴム (字幕版)