映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ビリー・ワイルダー監督「深夜の告白」2302本目

ビリー・ワイルダーって人は・・・。

ヒッチコックの映画も嫌な気持ちを喚起しますが、あっちは自分の身が危ない!という気持ちで、ワイルダー作品は、悪いのは自分だという罪悪感から来る嫌な気持ち…という意味で、かてて加えて不快感が強い。うーむ。あまりによくできていて…。

「告白」から始まるところが「サンセット大通り」を思わせます。こっちは生きてるのですが、実は撃たれていて瀕死ということが最後にわかります。なかなか死ななさすぎる。。。

(あとさ、この舞台となるお屋敷、もしかして「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のあのお屋敷じゃない?右側が玄関で、その左にガレージがあって。…あの映画のどこかの解説にそう書いてあったからこの映画見たんじゃなかったっけ?)

原題はDouble indemnity、「二重保障」という保険用語らしい。これに触れた場面ってあったっけ?車の保険のほかに傷害保険にも入っておきましょう、って部分のことかしら。

深夜の告白 [DVD]

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