映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

メル・ギブソン監督「ワイルドハート」2314本目

1995年、24年も前か。ダンス・ウィズ・ウルヴズとかロード・オブ・ザ・リングを思わせる、歴史映画だけどファンタジックで美しい映像です。スコットランドなまりというかスコットランド語?が素敵。

でも、監督自身がヒーローを大真面目に演じるヒーロー映画って自己顕示欲なんじゃないの、というイジワルな気持ちがあふれてくる・・・ドラマチックすぎて。スコットランド=いじめられる方、誠実、たくましく美しい、イングランド=いじめる方、暴虐、ずるくて弱い、という図式があまりにも単純すぎて、この映画を気持ちよく見ることが大変ないじめにつながるような気がして楽しめません。。。

でも美しい映画だった。ロケはスコットランドではなくアイルランドだそうです。

ブレイブハート (字幕版)

ブレイブハート (字幕版)