映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ウォン・カーウァイ監督「マイ・ブルーベリー・ナイツ」2316本目

Amazon プライムの「ウォッチリスト」になんとなく入れておいたのにいつか提供が終わってたので、わざわざDVDをレンタルしてみました。

どこかでミステリーと紹介されてたのに、ゆったりとしたメルヘン的な感じで始まるのでどっちなんだと思ってたら、ウォン・カーウァイ監督じゃないですか。ほぼ「恋する惑星」をアメリカに持ってった感じですね。それなら緊張しないで見られるわ。

ノラ・ジョーンズって可愛い顔ベストテンでかなり上位に入ると思うんだけど、順位は保ちつつこの映画では「まだあか抜けない、だまされやすいウェイトレス」姿もまた可愛いらしいですね。レイチェル・ワイズだのナタリー・ポートマンだのジュード・ロウといった美形がこんなに出てきて、なんだか美しくてロマンチックな映画です。ただ、舞台が香港でフェイ・ウォンが出てくるのでなければ、あの不思議なマジックはあまり感じられないな。それでも可愛いメルヘンでした。