この監督の映画を見る前は、けっこうワクワクする。
いつも変でユニークな味わいがあるけど、次はどうくるか?
きっと今回も、最後は(人間っていろいろ大変だしダメだけど、明日もまたなんとかやっていこう)って思えるんだろうな・・・って。
この映画は、まあちょっと変わってるけど、カエルが降るような度肝を抜く演出はナシ。親心と、ダメだけど愛し合って生きていく若者(ジョン・C・ライリー、まだ若いんだもん)、すれ違いつつの思いやりが、後味を生温かくしています。
サミュエル・L・ジャクソンにこんな若いチャラ男の時代があったんだなぁ。
まだ、大物の片鱗がうかがえません。
グウィネス・パルトローはちょっとイケてるけどどこか不安定な女性。
で、「ハードエイト」って何かというと、サイコロの4のゾロ目、だそうです。なかなか出ない当たり。
この映画では、ハードエイトに匹敵する当たりは、来なかった・・・と私は感じてるんだけど、どうでしょう?