原題「Entre Tinieblas」は「暗闇の間」という意味だそうです。シリアスっぽい~。ふざけた邦題のほうが映画をよく表してますよね。
DVDジャケットの写真がすごいけど、実際この僧院では虎を飼っているという設定(笑)。ヘロイン中毒の尼僧やロマンス小説を書いている尼僧もいて、アルモドバル監督はカトリック教会の堕落を描くのもライフワークのようになってますねー。しかし批判的な冷たいところはなく、いつものように「愉快だね、まいっか」という調子。
尼僧院は結局、伯爵夫人の寄付がなければ立ちいかない状態だったようで、金の切れ目が尼僧院の終わり。散り散りになってしまって尼僧長は大失恋。まぁしょうがないですね。
アルモドバル監督作品にしては、ヒネリが少なくて、驚きや感動も薄めでした。