映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

アレックス・コックス監督「レポマン」2436本目

エミリオ・エステベスがいちばんエネルギッシュだった頃。監督は「シド&ナンシー」のアレックス・コックス、テーマ曲はイギー・ポップ。勢いあります。

<以下、ネタバレのような気もする>

ストーリーは、なんかぐちゃっとしていて“夢オチ”的な乱暴な終わり方なんだけど、なんとなく嫌いじゃないです。仕事も家もうまくいかなくてイライラしてるまだ10代の元気な少年が、宇宙人の車で空に飛び立つ。

バイクでアメリカを横断する、でもいいし、南米のどこかで遭難する、でもいい。エネルギーだけを持て余してるフラストレーションを放つ映画って、見ているほうもちょっとスカッとするんだと思います。

 なんかとてもパンク世代な映画でした。