映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マリエル・ヘラー監督「ある女流作家の罪と罰」2446 本目

マスコミに出てこない地味なアル中の作家が、忘れかけられたスターの伝記を書いても売れそうにない。その作家は食い詰めて、とうとうスターからの手紙の贋作作りを始める…。

コメディエンヌとして名高いメリッサ・マッカーシーが地味な中年女性をうまく演じていますが、この映画自体、もとは「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」の監督がジュリアン・ムーア主演で撮る予定で進んでいたらしく、それがこうなると日本では劇場公開されないというこの事実が、映画の内容をなぞっているようで、なんとも。(USではすごくヒットして評価も高かったみたいです。

メリッサ・マッカーシーってこんな人だっけ…?いつもコミカルな役どころだけど、もっとゴージャスなイメージ。「SPY」や「ゴーストバスターズ」の画像を検索してみて思った。アイラインとマスカラって重要…。

偽造ってけっこう重い犯罪っていうイメージがあって、けっこうハラハラしながら見てしまったんだけど、執行猶予もついたし、買い取った店は10倍の金額で売ってるし…笑ってもいい映画でした。

エンディングの歌はルー・リードか?調べたら「Good night ladies」という彼の曲でした。ニューヨークといえば彼ですからね。 

ある女流作家の罪と罰 (字幕版)

ある女流作家の罪と罰 (字幕版)

  • 発売日: 2019/06/19
  • メディア: Prime Video
 

 

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