おお。冒頭いきなり、らせん階段を上から見下ろした構図から始まります。女性が一歩一歩、用心深く、手すりを頼りに降りていきます。外はすごい嵐。
次の場面は人より少し早いスピードで追い越していく映像。撮影にこだわる監督ですね。全体的に、とても丁寧で行き届いた映像、演技も丁寧で、いい監督だなぁと思いました。
ストーリーはシンプルではあるけど、主演のドロシー・マクガイアの清純でデリケートな演技、3人の男性のそれぞれの魅力と、裏腹な嗜虐性、寝たきりだけど気丈な女主人と、個性が十分に表現できていて、とても説得力があってスリリングな作品となっています。全体的にとても楽しめました。この監督の映画はもっと見てみたいです。