映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

マイケル・ラドフォード 監督「アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール」2499本目

なんと、英語だ。アンドレア・ボチェッリといえば、私が初めてイタリア旅行に行ったときにちょうど話題になっていた歌手で、私の中ではボチェッリ=イタリアだし、製作国イタリアとなっているけど、監督も俳優もハリウッド的でした。トスカーナ地方の風景が多少は見られるものの、イタリア気分がもうちょっとあったら嬉しかったかも。(個人的に、です)

トビー・セバスチャンがボチェッリの若いころにすごく似てて、ぴったりですね。彼がどのように迷い、努力し、周りの人たちに支えられてスターの地位にたどり着いたか。どこかひょうひょうとして憎めないキャラクターのおかげで温かい、いい映画になりました。「誰も寝てはならぬ」はパバロッティの神がかった歌唱も頭に残っちゃってますが、ボチェッリといえば「コン・テ・パルティロ」。最後にこの曲が聞けて満足です。イタリア…何食べてもうまかったな…。

アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール(字幕版)

アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール(字幕版)

  • 発売日: 2020/03/27
  • メディア: Prime Video