貧しい戦後の日本の街並みが、懐かしいような気がして(生まれる前だけど)ずっと見ていたい。とても美しく思えて。
賢くてけなげな、小さい妹は菊沖典子という子役。映画はこれしかKINENOTEに記録がありません。どんな大人になったんだろうな。主役の少年を演じた田中晋二も、大人になったら役者をやめたようです。
夢で胸がいっぱいになっていたけど、全部諦めて家族のために生きることにする。彼らには逆に、誰からも顧みられない孤独はわからないんじゃないか、とも思う。家族のために不幸を引き受けることって本当に不幸なんだろうか?我慢の果てに希望が見えてたんじゃないか?…なんていうほど、楽だったり楽しかったりする人は少ないだろうけどね。