映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

レオ・マッケリー監督「我が道を往く」2570本目

この監督は私の大好きなマルクス兄弟「我輩はカモである」や、私の大好きなハロルド・ロイドの「ロイドの牛乳屋」とかを撮った監督じゃないですか。ほかにも何本か見てるけど、テンポのいい毒のない笑いで、好きな作品が多いので、期待してしまいます。

劇中歌の歌詞に「the day after forever (永遠の翌日から)I'll begin loving you again」みたいなのがあって、好きだな。映画のタイトルの中で「永遠と一日」ってものすごく好きだし。 

ビング・クロスビーは端正な美声だけど、とってもくだけた親しみやすい牧師。年老いたお堅い牧師に、この町の不良たちは手に負えなかったけれど、新任のビング・クロスビー牧師がうまく皆を乗せてトラブルを次々に解決していく。という素直で前向きなストーリーです。第二次大戦直後、日本でもバラックで希望を見出そうとする映画がたくさん作られたけど、戦勝国にもこんな映画が必要だったんだな。

我が道を往く(字幕版)

我が道を往く(字幕版)

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