待ってましたー!テリー・ギリアム!ドン・キホーテ!
原題はちゃんと「ドン・キホーテを殺した男」なのね。そして現代の風車は粉ひきとか水くみじゃなくて風力発電…。という21世紀の設定で映画を撮りに来たはずだったのに、クレイジーな靴屋のドン・キホーテ翁に巻き込まれているうちに、オルガ・キュリレンコも中世の姿で登場。どこからが映画だっけ…?それでこそテリー・ギリアム。現実らしい現実を見せてもらうことなんて、はなから考えてません!
ジョナサン・プライスは本当に良いですね。「未来世紀ブラジル」から35年。いい顔になりました。スペイン語も自然です。そしてまさかの映画監督アダム・ドライバーが夕陽に向かって馬を走らせるエンディング。ああ、終わったんだ…本当に完成したんだ…(感涙)アダム・ドライバーも、これからますます癖の強い役者になっていったらいいなぁ。
もし年代とか生死関係なく、パイソンズの中から主役を選べたとしたら誰だろう?グレアム・チャップマンかな…。生きてたらいい具合におかしな老人になってたかもしれません。
ペドロ・アルモドバル監督作品の常連、ロッシ・デ・パルマが出てたはずなのに気づかなくて残念。オンデマンドで見ると、繰り返し見るとそれだけ「ギガ」を食うのでやめておくかなぁ…。(だから意外とDVD・Blu-Rayって便利なのよ)