森高千里の「ハエ男」の元ネタ?
タイトルや宣伝ビジュアルを見る限り、良くて昔の大映映画、悪いとアメリカの70年代くらいの低予算のどうにもならないヤツしか想像できないのに、感想を見るとそうそうたるレビュアーの皆さんがこぞって高く評価している。いったいどういう映画なんだ!
わずか96分。前置きも何もなく、最初から ジーナ・デイヴィスとジェフ・ゴールドブラムがパーティで話している場面です。この展開の速さも、B級の特徴では…。
でも、転送された猿のまるごと皮をはがされたような姿を見て、ああこれはいわゆるB級ではなくクローネンバーグの作品だ、と早くも納得。
その後もブランドル×ハエの造形の素晴らしさ、痛々しさ、あっけなさに、図らずも心を痛めてしまいました。ハエ男、人間のときからやけに押しが強いわりに小心な男だったけど、ハエになってからも痛い奴だった…。
でも、この映画のあとジーナ・デイヴィスとジェフ・ゴールドブラムが結婚したってWikipediaに書いてあって、つまりこの映画はハッピーエンドだったんだなと妙にほっとしました。(違うか)