映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

塚本連平監督「今日も嫌がらせ弁当」2620本目

先日行ってきたんです、八丈島。コロナが落ち着いた隙間を縫って、使いみちのなくなりそうなマイルを使って、東京から一番手軽に行ける離島へ。することもないのでホテルに置いてあった「流されて八丈島(八丈島に移住したマンガ家の体験記)」 を読破し、この映画のDVDも見ようと思ったんだけど時間切れ。で、テレビで放送するというのでさっそく見てみました。

元はブログなんだ。これも実話ベースなんですね。ブログが映画化される時代!!

反抗期の娘とコミュニケーションをとろうとキャラ弁を作り続ける母…ってすごくいい。応援したくなります。娘はそうとう意固地だけど、母のほうもムキになりすぎてて、不器用な母子なんですよね。でも、本当の気持ちはいつか必ず伝わる。見ている不器用で一生懸命な私たちも救われる映画でした。

映画のなかで八丈島を説明するとき、最初に映るのが私が泊ったホテルでした。やっと観光客が戻ってきた八丈島の人たちは、みんなオープンですごく親切で…一瞬、移住したらいくらで暮らせるか真剣に計算してしまった。行く前にこの映画を見てたら、出てくる居酒屋に絶対行ったんだけどな~。

もっといい季節にいつかまた必ず行きます。八丈島。

今日も嫌がらせ弁当

今日も嫌がらせ弁当

  • 発売日: 2019/12/18
  • メディア: Prime Video