<ネタバレあります>
ギレルモ・デル・トロ原案ですよ。きっと、どこか可愛い異形の者と子どもたちの物語だ。
遊園地のお化け屋敷みたいな映画でした。ハロウィンの夜に、中学生くらいの子たちが古いお屋敷に探検に出かけて、ひとりでに物語がどんどん書かれていく怖い本を見つけます。その物語のとおりに、一人、また一人と、仲間が姿を消していく…。
デル・トロが関わっている作品は、愛やまっすぐな心によって傷ついた魂が浄化されるお話なのだ。見終わったときの自分が正しい人間だと感じられて、ちゃんとお日様の下で健全でいられる感じ。
特別珍しいことが起こるわけじゃないけど、可哀そうなサラが成仏(仏教徒ではないけど、多分)できて何よりという気持ちになります。
ギレルモ・デル・トロ監督の手で、今後も悩める魂がどんどん昇天していってほしいです(?)。