映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

ロマン・ポランスキー監督「ポランスキーの欲望の館」2687本目

 イタリア資本があったのでイタリアふうのエロティックコメディを作ろうという趣向だったのか。タイトルとジャケットを見ると、おどろおどろしい老人が次々に若い女性をいけにえにするような映画化と思ったけど、原題は「何?」だと聞いて、もっと軽くてチャラい映画なんだなと知る。それでもモスキートと名乗って出演もしてるポランスキーの気持ちはわからないし、いまごろHDマスター完全版を出した映画会社の気持ちもわからない。

ポランスキー監督が想像したイタリアン・エロティック・コメディってことでいいですかね?ロシア人が想像した南の国のおサルさんがチェブラーシカになったくらい、実態とかけ離れた何だかわからないものができたって意味では…(笑)。

ポランスキーの欲望の館 (字幕版)

ポランスキーの欲望の館 (字幕版)

  • 発売日: 2020/01/07
  • メディア: Prime Video