「長くつ下のピッピ」「カッレくんのぼうけん」子どもの頃愛読したわ~。めちゃくちゃヤンチャで賢い子どもたちが大活躍する、ワクワクドキドキな物語でした。
その作者、そういえば女性だっけ。日本人の場合、まあまあ読んだ覚えがある私ですらこんな認識なので、この映画はちょっと説明不足に感じられますよね。結婚したのかどうか、子どもがいたのかどうか、幸せだったのか不幸だったのかも何も知らないので、本を書き始める前の彼女のことだけより、書き始めてからのことも後半の半分くらいで語ってほしかった、というのが本音です。
奔放だとか苦労だとかいろいろ言われてますが、性教育は大事ですね…。厳格すぎるキリスト教徒の家とかだと、「避妊の仕方を男任せにしちゃダメだ」とか、「姦通罪の実態」とか絶対教えないだろうから…。
姦通罪、日本は第二次大戦後しばらくしてからやっとなくなったくらいで、ヨーロッパでもこの頃は当然あったんでしょうね。でも男が有罪で女のほうは何も問われなかったんならラッキーとも言えるのでは。別の宗教の国なら女性のほうだけ死刑とかだと思うので。
海外版は、成功してからの彼女の物語も追加する必要があったかもなぁ。