今村昌平の映画でまだ見てないのが何本かあったので、順次見て行こう。
これは坂口安吾の原作があるんですね。今村昌平作品なので、人間の皮をはいだようなむき出しのドロドロの性とか死とかがあります。どの人の家もめっちゃ散らかってます。
柄本明は年齢不詳でこのときすでに老成してる感じだったけど、50歳か。世良公則が44歳くらいのはずだけど(ヘロイン中毒だから)老人みたい。一方で松坂慶子の妖艶さ、麻生久美子の初々しさには、同じ女性でありながら、ため息が出ますね~。
戦争の重みを感じさせながらも、この監督の映画の中ではかなり軽く見られるほうじゃないかなぁ。なんとなく、そんな先入観でずっと見ないままきてたのですが、予想は割と当たってた気もします。
(今村昌平なんだから、もっともっと濃いやつ持ってきて~~!)