映画と人とわたし by エノキダケイコ

映画は時代の空気や、世代の感覚を伝え続ける、面白くて大切な文化だと思います。KINENOTEとこのブログに、見た映画の感想を記録しています。

エドガー・ライト監督「ショーン・オブ・ザ・デッド」2710本目

なんでこの映画をまだ見てなかったんだろう?前はゾンビもホラーも苦手だったからな…。この映画も、日常ドラマの中にドロドロのゾンビが出てくるのはけっこう気持ち悪い。でもエドガー・ライトだし、サイモン・ペッグだし、ビル・ナイだし、コミカルゾンビ映画の代表なので見ないわけにはいきません。

この映画のゾンビは比較的キレイというか人間の原型をわりと保ってますね。ぱっと見、生きてる人とそう変わらない。

どっかのタイミングで思い切ってゾンビの群れに飛び込むとか、「デッドドントダイ」のコメディゾンビの流れはここから始まったのかなーと思います。が、「ベイビー・ドライバー」で見せたアクションの切れも、音楽の絶妙な使い方も、特に見られません。(スミスの「パニック」がニュースの合間に流れたのは笑ったけど「マイ・ベスト・フレンド」はベタ過ぎ)

おバカコメディという設定上、賢く逃げることもできず、絶滅必至な流れかと思われたところでなんとか生還。普通のゾンビ映画ならゾンビに交じって撃たれるところだぞ。

でもこれは見ておくべき映画なので、やっと見られて良かったです!

 

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