主役のダニーは女性だったんだ。演じるのはフローレンス・ピュー。先日見たばかりの「ストーリー・オブ・マイライフ」でシアーシャ・ローナンが振ったティモシー・シャラメを射止めた妹エイミーを演じた、あの子ですね。すごく質量感のあるどっしりとした女の子で、低音のハスキーボイスがまた落ち着いた雰囲気のすごくいい女優さんでした。そして来年はブラック・ウィドウか!大躍進だなぁ。
あの映画では地に足の着いたしっかり者だったけど、この映画では運命に翻弄される女子大生。それにしても、なんでこう画面が暗いんだろう。何が映っててもよく見えないくらい、真っ暗だ。
ダニーの彼氏の名前が「クリスチャン」。「ヘレディタリー」に続いて、テーマは異教の祭典なので”無事に帰れる可能性極端に低い”フラグ立っています。
結論としてこの映画は「ヘレディタリー」のようなスプラッターはないけど、花輪をかぶった白い衣装の人たちのキュートなイメージで見ると相当ショックな描写もあります。ただ、「ヘレディタリー」で覚悟を決めて見ればそれほど恐ろしくはなく、まあまあ予想通りではあります。悪趣味の極みだけど…面白かった。ただ、次の作品はもうちょっと違う趣向にしてもらって、もう少し驚かせてほしいかも。(我ながらホラー映画に慣れてきたな…)
しかし、いつかスウェーデンにも行ってみたいけど、ぜったい地元のお祭りには行くまい…