2004年の作品。真っ赤なショートヘアのナタリー・ポートマン、こんなにキレイなのに割と性格の悪い役もハマるジュード・ロウ。彼が出会う写真家にゴージャスなジュリア・ロバーツ、その恋人に野性的なクライヴ・オーエン。マイク・ニコルズ監督の恋愛ドラマです。でもあんまりロマンチックじゃない、不思議な映画。
この映画って、「恋の喜び」以外の、恋愛の嫌な面だけを取り上げて、妙な出会い、(その後のロマンスは省略して)他の人を好きになって浮気して別れる、妙な再会、「やけぼっくに火が付いた」、…。恋愛イコール執着ってことなのかな。
ハッピーエンドの恋愛ドラマを見飽きた人向け(必ずしも大人ってわけではない)。
実際にこんな不安定で落ち着かない恋愛ばかりしてきた人は、多分全然いいと思わない映画。
私は…「たくさん映画を見てきた人」のカテゴリーだと思うけど、この4人がみんなとても魅力的で、付き合うにしても別れるにしても、こんなにあけすけに正直に気持ちを話したことなんかないので、自分には無理って気持ちと、ちょっとうらやましいような気持ちですねー。